Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

2022年版FPS2030 3wayシステム(6)完成! 9/20追記あり

きょうのお昼は私の担当。ざる蕎麦にしました。茹でるだけですけど ^ ^


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SDトラポに続きスピーカーシステムに取り組みましたが、久しぶりの工房作業だからでしょうね。疲れが溜まってしまい、涼しい夜に勉強しようという気力が出ず、中秋の名月を楽しむ余裕もなく。。。^ ^;

「Xoverネットワークをケースに収めイベント用FPS2030 3wayシステムの完成」を目標に取り組みました。更なるインピーダンスの改善は次回のイベント迄の課題とします。

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外観上はMIDエンクロージャーの下にコンパクトに収めたいところですが、スピーカースタンド底板後方に縦置きとしました。今後インピーダンス補正やピーク補正を勉強しながら回路追加をして行きますから、大きめで汎用性のあるケースとしました。つまり現在お休み中の Lo-D HS-400(改)のXoverケースの流用です。

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再配線をしましたので、念のため最終確認したところ、Rch Wooferの極性ミス発見。人間ですからミスはどこかで犯しますね。MIDやTweeterの極性ミスは音楽を聴いて見つかるのですが、Wooferは難しいかもしれません。

今回は、f特性の左右ch比較で低域クロスオーバー付近の特性差異で発見出来ました (^^)

※特性測定では、このような単純ミスを発見出来て、いつも助けられています。

〜おまけ〜

ネットワークに内蔵するコンデンサで一番大きいのが、MID用ハイパスC。約120uFですから電解コンデンサを組み合わせています。真空管アンプの高圧電源平滑用コンデンサ(Shizuki Film)の手持ちが有りますので、ESR等をDATSV3で比較測定してみました。

ESRを見る限り、MIDの帯域は100〜2,000Hzですから問題無く使えそうな気がしませんか?(^^) さて、肝心の音はどうかな? 時間があるときに比較試聴をしてみましょう。

<9月20日 追記>

「Wooferユニットを変更したほうが良いかも!」とふと思いつきました。

というのは、昨年検討時はXoverネットワークが不完全な中での評価でしたから。

再評価したくなったのはVictor SX-500のアルニコウーファー(6ohm)です。

※8Ωから6Ωのユニットになって、クロスオーバーfがより低めになることで良い方向に向かう予感も。

結果はインピーダンスとf特性測定も良好でしたので、10月2日試聴会はコレに変更します。

2022年版FPS2030 3wayシステム(5)MIDエンクロージャー完成など

台風一過でもスッキリした青空は望めないという気象予報士のおはなしでしたが、暑い一日になりました。一昨日のおはなしです ^ ^;

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FPS2030に取り組む為に頑丈・丁寧に製作したエンクロージャーでしたが、仕上げ塗装をしないまま2年が経過 ^ ^;

woodyallen.hatenablog.com

今回の大型AMTとの組み合わせが成功しましたから、頑張って仕上げましたよ!

無事に思い通りに出来上がりました (^^)


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大型AMTのエンクロージャーと一緒に塗装のつもりでしたが、気持ちに身体が付いて行かずでした。

Xoverネットワークは①6dB/octのエージング用ですが、ベートーヴェン「皇帝」を心地よく奏で始めました。

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軽量ヒノキ集成材から重量級ラバーウッド集成材への変更と2倍近い容積アップの効果を、しばらく確認していきます。

<参考f特性>軸上170cm

緑:ヒノキ  赤:ラバーウッド

MIDの低域が伸びた影響でしょうか?150Hz付近のインピーダンスが少し低下しています。

対策は、WooferとMid間も6dB/octのXoverに変更。クロスは約180Hz。

(Woofer用L:8mH  Mid用C:120uF)

緑:変更前 赤:変更後

f特性も悪化はしていない。これをベースに暫く試聴しましょう。

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英国では、首相交代に続き国王も交代に。 次は米国。。。

2022年版FPS2030 3wayシステム(4)仮のXoverネットワーク②12dB/oct

昨日は、連日の雨で庭の芝&草が伸びてきましたので芝刈り機と刈り込み鋏で芝草刈りに励みました。今朝も刈り残しの仕上げ。全身を使っての作業ですから汗だくになりますね。身も心も庭も自分基準ですがスッキリ仕上がりました。

仮のXoverネットワーク①6dB/oct(1,200Hz)でエージングを進めています。

※実質は1,500Hzでのクロスになっていますね。

 

新しい大型AMTはもちろん、FPS2030もウーファーも半年近く眠っていましたのでね(^^) エージングで激変してます。。。②12dB/octではどうなるか試したくなりますね。夕飯前に部品を揃えて、夕飯の後に早速組み上げました。昨日のこと (^^;

①6dB/octの時のほうがクロスオーバー付近がフラットですね。このf特性だけだと大きな問題は無さそうに見えますが、この12dB/octのネットワークはクロス付近のインピーダンス低下という問題を抱えています。

そういえば・・・ここまでやって気が付きましたよ。便利なフリーソフトも教材もあるのに放置状態でした。10KHz付近のf特性の盛り上がりより真面目にインピーダンス補正をして、仕上げましょう。

現在のエージング試聴はデジタルアンプですが、手作りアンプの会は真空管アンプを中心に様々なアンプが登場しますからで来るだけインピーダンスの整ったシステムに仕上げたいですからね。

ターゲットである大阪での手作りアンプの会試聴会迄、残り1ヶ月を切りました。

woodyallen.hatenablog.com

 

2022年版FPS2030 3wayシステム(3)仮のXoverネットワーク①6dB/oct

梨園幸水から豊水に変わりました。みずみずしく甘くて美味しいです (^^)

きょうも孫たちが遊びに来ていましたので、3個剥いてもアッという間に無くなりました。

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エージング用に手持ちの部品で一番簡単なクロスf  1,200Hz 6dB/octの仮Xoverネットワークを組みました。(L=1mH, C=32uF, AMTに直列4Ω)

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6dB/octのXoverですから、FPSと新AMTともに正相接続です。f特性はパネル面を揃えた時にフラットになりました。(軸上170cmでの測定)念のため新AMTを左右交換してみましたが、差異は無く一安心 ^ ^

※正式なXoverは 1,600Hzクロス 12dB/octの予定。

これで、暫く新AMTユニットのエージングです。

 

<おまけ>

このユニットには極性表示がありませんでした。今回の測定結果から幅広端子がマイナスのようです。

2022年版FPS2030 3wayシステム(2)ツィーター完成

AMTツィーター用ケースの仕上げが最低限のノルマ。FPS2030用ケース重量版が未仕上げなのですが、時間が足りず大雨で諦めました。


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フレームは20mmバーチ材。フロントバッフルは30mm硬質南洋材(樹種不明)。丁寧にサンディングして、木目が美しい安定感抜群のケースが出来ました。


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FPS V-twinではなくシングルの3wayだから、こんなデザインも良いでしょう♫


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※柔らか曲面と天板のシャープなカットの組み合わせ。これ何処かの工房の真似と言われそう⁉️ ^ ^;  無垢材の良さが120%発揮されるのがお気に入り。

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先ずは後面解放&実験用端子でエージングを開始しました。正式な端子はXoverネットワークの製作〜測定・試聴のあとで決めましょう。イベントでのスピーディーで確実な接続で、音質に影響が無ければバネ式にしようかな?

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昨晩に続き、今日も午後から激しい雨が降ったり止んだり。こんな雨でもヤモリはハンティングに夢中。今年は子供?も仲間入りしました ^ ^


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2022年版FPS2030 3wayシステム(1)大型AMTの検討開始

まだまだ残暑が続きますから、バリカンでサマーカットをしてもらいました ^ ^

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暑さでFPS2030の事を忘れかけていましたが、昨年11月(10か月前)から何の進歩もないのはいけません。

FPS2030 + ES104AMT + B&C10nw64 3wayのXoverネットワーク - Woody&Allen工房 (hatenablog.com)

 

2021年版システムのツィーターES104AMTから今年は大型AMT への変更を検討開始です。涼しくなりましたから夜勤も頑張りましょう!


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この大型AMT導入は、FINK Team BORGの影響かもしれません。アリババを眺めていてそっくりさんを見つけましたが、SDトラポ同様にスムーズに入手出来ました。※推奨クロスオーバー約1600Hzが決め手。

以前よりFPS2030と同等の方式と思われるAMT920 Neo8 Tweeterも候補にしていましたが、価格は約2倍ながらも外観が好みなんです。

クロスオーバーを現在の約3,000Hzから約1,600Hzに下げることで、より自然な音場再現を目指します。打倒 WE755A (^^)v

FPSはV-Twinではなくシングル。ウーファーは変更はしないでネットワークの改良をします。

まずは、この大型AMT用の試作箱を硬質無垢材で製作。クロスfを下げますからシッカリ受け止める箱が必要です。ただ、売り物では無いので赤い無垢材は使えません ^ ^;


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※ペラペラのプラスティックやMDFの箱では全く試作の意味が無いのですよね。

明日サクッと仕上げて、エージング開始の予定です。

2か月お休みしていた工房作業のリハビリにピッタリのテーマでした (^^)

SDトラポを組み立てよう(3)電源部と正式配線完了!

昨晩、秋月電子から発送連絡がありました。発注から4日目で到着です。^ ^ (※もう少し遅くなるかと思っていました。色々と準備が出来て丁度良かったです。)

そこで今朝から正式配線の準備を始めましたが、お昼前に黒雲がやって来て雷がゴロゴロ。怖がり屋のワンコを抱いてちょっと休憩。

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S/PDIFの結線は一先ず保留ですが、SRCについてのお勉強をしながら、boketinn1さん の調査を待って組み込みが可能なように配線方法を検討しました。


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boketinn1さんの、SRC追加に関するブログ

https://ameblo.jp/boketinn1/entry-12761734270.html

丁寧なサポートに感謝 m(_ _)m

<SRC  CS8421変換ボードの説明文より> Type1: cs8421変換ボード

1.オリジナルのcs8421変換チップを使用して、3線式i2sから4線式i2sを実現 (mclk信号を追加)

2.抵抗器、機械取り付け、非手動溶接用の高精度チップ抵抗器を選択します。

3.高精度アクティブ水晶振動子の使用

<基本的なパラメータ>

電圧: 3.3v-5v電源   PCBサイズ: 25*30mm   ピン説明:写真を参照してください。写真のロゴは非常に明確。

デフォルト入力: スレーブi2s形式 デフォルト出力: master i2s format, 24bit/96khz

<よくある質問>

1.CS8421モジュールの機能は何ですか。

答え: csr8675 Bluetoothモジュールのi2s出力にmclkがないという問題を解決するために、簡単に言うと、3線式i2s信号から4線式i2s信号です。

 

さて、正式な配線材は数年前に手作りアンプの会・不要品交換会でいただいた国産ハーネス(AWG 28)をバラして使用。


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組み立て〜メンテナンスが可能な13cmの配線長になるようにしています。

電源(12→5V降圧回路)の配線も完了し、エージングを開始しました。


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※このアクリル板サンドイッチ構造は、リモコン操作に割り切った事で加工の手間が最少ながらタフ&スマートに仕上がります。内部配線を隠したいならば、カッティングシートを貼れば良いでしょうね♫

※※ベース板をアクリル板ではなくMDFに変更したのは、MDFの端材が余っていたこともありますが、基板取り付け位置の検討&修正(あら隠し)が容易なためです。最終的にはブビンガ材やカエデ材を奢りたいです。

<おまけ>

これまで電源には、何かと便利で音も良い実験用定電圧電源装置を使用していました。しかしPCを使わない省電力なBGM用として汎用ACアダプタで運用したいところ。


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0.1A程度の消費電流ですが、たまたま余っている5Aの新品を奢ってみました (^^)

この組み合わせで、来月始めの手作りアンプの会「二つ目の出し物」にしようかな?

 

さて、明日からは工房でスピーカー製作に取り組みます!