Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

フッターマン H3-EL509S OTL(2)arunas001さんYahooブログより

arunas001さんのYahooブログ移行が上手くいかず、一部を救済しました

自作フッターマン H-3 改造(5)寄生発振対策

自作フッターマン H-3 改造(5)
出力管を「6HJ5」から「JJ-EL509S」に交換
寄生発振対策




昨朝から対策して正常になりました。対策は出力管「JJ-EL509S」のSgとK間にディップマイカ300pFを取り付けて解決。定番の対策でしたが効果てきめんでした。






ここは1000pFが望ましいのですが、手持ちの関係で300pFで間に合わせました。
それにしても、フェライトビーズを沢山入れたが効果はあったんだろうかな?
 
<周波数特性>
OTLでは文字通りOPTがありませんので、それに左右されませんから、素直ないい特性になります。
 
 
<歪率特性>
最大出力は40W前後となりました。LRで差がありますが、特性がそろった球をLCHにつかったからでしょう。球が8本しかありませんので、この状態でOKとします。
測定してませんが、負荷抵抗16Ωでは最大出力は60Wを超えるでしょう。
歪率そのものは最大出力付近まで0.1%(1kHz)以下と低歪率です。
 
10kHzの歪率が高いように見えますが、これはフッターマン回路の特徴です、悪く見えても0.5%以下に収まっています。
 
 
 
これで出力管の交換作業を終わりますが、「JJ-EL509S」4ペアの投資価値はありました。
 
再生ラインに繋いで試聴してます。




 

            

自作フッターマン H-3 改造(4)
出力管を「6HJ5」から「JJ-EL509S」に交換
寄生発振!

イメージ 2



昨日午後から「FRA+アダプター」で連続測定しました。周波数特性はすんなり取れましたが、歪率特性が悪いです。(泣)
 
出力が増大するに従って急に歪率悪化、これは寄生発振です。フェライトビーズを多数使いましたが効果がいまいち。この現象の退治は難しいですね。
LCHは10Wを超えたあたりから、RCHは20Wを超えたあたりから寄生発振がでます。
 
 
どんな対策がとれるでしょうか?
このあたりが「EL509S」の使いこなしがむつかしいい点なのかもしれません。
明日、明後日と外出しますので、この処置は少し後になるかも。
 

            

自作フッターマン H-3 改造(3)
出力管を「6HJ5」から「JJ-EL509S」に交換
最大出力は40Wに

イメージ 1



配線を再点検して電気を投入しました。球を交換しただけではプレート電流が400mAあまりになります。球が壊れることはありませんが過大電流で、半分の200mAに収めたいところです。
 
これはEsgが220Vに設定されているためで200V程度に下げる必要がありますが、VRを回してもこのままでは下がりません。
 
参考回路を見ながら定電圧回路の抵抗値を変更しましたが、大幅な変化はありません・・・
回路図と睨めっこしながらしばし黙考。
 
下側のEsgはこの回路定数では200Vに下がらないと考え定電圧放電管「OA2」を「OB2」変更。
結果、プレート電流は一気に下がり200mA付近に、上下のEsgを200Vに調整、この状態で出力管のバイアスは-45V付近で200mAに設定できました。決め手は定電圧放電管でした。

イメージ 2


イメージ 3


 
これでDCバランスがとれました。
 
JJ-EL509S動作条件
・Ebb=355V(Ebはこの半分177V)
・Esg=200V
・Ik=200mA(1本当たり100mA)
・Eg1=-43~-45V付近
 
周波数特性、歪率測定を行い最大出力は40W程度となり、出力は倍増しました。
(自動測定は後日にします)
 

イメージ 5


2時間ほどこの状態でエージング、安定を確認して再生ラインに繋いで聞いてみました。

イメージ 4



 
 
 
 
 
 
 

            

自作フッターマン H-3 改造(2)


出力管を6HJ5からJJ- EL509Sに交換します。



12ピンから8ピンUSソケットへ交換、もちろん配線もやり直しますが、8割方そのまま使えます。間違えると、後が大変なので慎重に作業します。






昨夜交換作業が終わりましたのでJJ- EL509Sを装着して出来上がりの姿を見てみました。
すんなり細身のスタイルで EL34に似ています。




今朝から電気をいれますが、はたして?