Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

フッターマン H-3型 6HJ5 OTL(3)arunas001さんYahooブログ

arunas001さんのYahooブログ移行が上手くいかず、一部を救済しました

シャーシ上面配置 

フッターマン H-3 OTL
~ シャーシ上面配置 ~
 
 1週間ほど、とっくり眺めて、この配置にきめました。加工図を描くときに変わるかもしれませんがおおむねこの配置になると思います。
 今日は終日出かけますので作業は来週に持ち越します。
 
 
 
 フッターマン H-3 OTL に関して、出力端に電解コンデンサが入るのは好ましくないとのご意見について。
 
 ところで、差し出がましいことながら、某オーディオコンサルタントのホームページ上に、この「H-3」について「出力直列に電解コンデンサが入っているのは好ましくない」との投稿を見かけました。
 
 
 勝手に引用させていただきますが、以下のページに記載されています。
 
 

 

 以前投稿したOTL(12B4Aフッターマン式)AMPは安定して作動しています、ところでフッターマンのH-3型などはパワーを稼ぐために出力コンデンサを入れた回路になっています、私の意見としては、好まない回路になっていることは残念です、OTLファンの方の意見をお聞きしたいです。  
 

 
 ということで、私の見解は
 
 投稿された方は、電源接地式、と電源非接地式の区別、プラスマイナス電源方式、および 単一電源方式(+電源方式)の区別、すなわち、電解コンデンサーの入っている位置が、SPから見て出力端(+側)か、電源側(-側)かの区別をされていないからです。
 
 結果、電解コンデンサーの入っている位置が違うだけで、SPには前か、後ろかに必ず電解コンデンサーが入ります。よってこの投稿者の指摘は考え違いです。
 
 「H-1またはH-2」と「H-3」の出力方式の違いからしますと、「H-1、H-2」は電源接地式プラスマイナス電源方式ですから、SPの後ろに電解コンデンサーが入り、しかもSPの-側が接地されます。この場合、何らかの原因で出力端のDCバランスが崩れると出力端にDC電圧が出てSPをとばす恐れがあり取り扱いに注意が必要です。(DCバランスが取れた状態ではゼロ電位ですが、若干の漏れ電圧があります)
 
 「H-3」の場合は単一電源方式でSPの前に電解コンデンサーが入りますから、出力端のDCバランスが崩れても、SPに直流が加わることがありません。
 
 SPの前か後ろかに電解コンデンサーが入ることによる音質的違いの評価は、同じような条件で2台製作しブラインドテストによる比較をしないと「電解コンデンサは音が悪い」という、先入観や気分、感覚的に評価してしまうことなりかねません。
 
 ただし、電解コンデンサーには音質的に良いものを使う必要があることはいうまでもありません。また、電解コンデンサーの容量にも留意が必要です。
 
 当方、既製作の「H-1(もどき)」では、電源非接地式にしていますので、SPに直流はかかりません。
 
 
 

            

フッターマン H-3 OTL AMP
~  フェライトビーズ ~
 
 水平偏向出力管やhigm管の発振防止用フェライトビースです。「H-2 OTL」には多量に使いますので長短2種類各100個計200個、ヤフオクで買いました。
 
 この手のフェライトビーズは大阪日本橋でもなかなか見つかりませんね。どなたかご存知であれば教えてください。
 
↓出品者の写真を借用しました。
 
 
 

            

フッターマン H-3 OTL AMP
  ~ シャーシ・デザイン ~
 
 シャーシ・デザインを考えるのも自作ならではの楽しみがあります。今回はオリジナルH-3に倣ってこんな感じでやろうと思っています。
 
 この大きなシャーシW::500×D:300でもかなり窮屈です。
 
 左右についているサイドウッドは、Woodyさんからいただいたものです。最初からつけるように加工しておきましょう。
 
 

            

でっか~い!
PHENIX社製 Rコアトランス
 
 注文していたRコアトランスがとどきました。
 
 
 
 予想していたとはいえ、実際シャーシ上においてみるとでっか~い!。
 
 シャーシはW:500、D:300、H:70、ほぼ1/3の面積を占領します。小さいトランスはシャーシ内に取り付けられますので、上下にサンドイッチ状に取り付けようと思っています。OTLアンプとはいえ、電源トランスが重いので、シャーシを補強しなければなりませんね。
 
 
 
 これでシャーシ設計にかかれますが、年末年始完成を目指しましょう。
 
 大きい方は主電源用RA-400型、小さいほうはヒータ用RA-150型。
 価格はRA-400:16,849円、RA-150:11,150円、送料、消費税込みで30,239円でした。
 
 出力管をAC100Vから点火すれば、RA-400:1個で可能です。今回は出力管に6HJ5を使用しますのでヒータ容量は8本で合計18A(113.4VA)必要で、R-400ではどうしても入らないのでヒータトランスを別にしました。
 
 

            

電源トランス
~Rコアトランスを注文しました~
 
今回はRコアトランスを使ってみることにしました。
2個に分かれているのはRコアトランスの制限によるものですが、出力管を「26HU5」など、AC100Vから点火するとヒータトランスが省略できます。
 
「6HJ5」はヒータ容量が6.3V2.25Aと大きく、8本では18Aも食います。
「6HB5」であれば6.3V1.5Aですから12Aですみます。
「6HJ5」ではこの分、トランス容量が大きくなりますので、この辺にも6HJ5がつかわれなくなった理由があるのかもしれません。
 
 
 
 
 
 図中、40V0.1A巻き線が両トランスにあるのは、ヒータを先に点灯してからB電圧を投入するときのことを考えています。
 
 これは、電源部に大容量ケミコンを使用するため、起動時に先にヒータ点火とバイアスをかけ、あとでBを投入してプレート電流やSg電流の流れすぎを防止するためです、「6HJ5」がEp<Esg動作なので 調整時の安全 を考えてのことですからどちらを使うかは実際やって決めることにします。