フッターマン(以下F氏と省略) H-3型OTLアンプの真空管がそろいました。随分以前から構想を練っていたのですが、今回機会があって水平偏向出力管「6HJ5」を入手しましたので実現する運びとなってきました。実際製作するのは、秋以降になりますが今年中には音出しにこぎ着けたいと思っています。
H-3に使用されている出力管は、「6HB5」「6KG6」を使ったモデルが知られていますが、「6HJ5」は初期モデルに採用されたいた球です。
どうゆう訳で「6HJ5」→「6HB5」に変更されたのか不明ですが、なにかワケがあってのことだと思います。
それで「6HB5」を注文したのですが、残念ながら在庫なしでしたので「6HJ5」に変更しました。「6HB5」は高価でかつ入手困難ですから、これからの製作は「6HJ5」ですすめることにします。
↓写真:予備を含め多い目に揃えましたので余分が写っています。
H-3に使用されている真空管は、増幅段は、「6EJ7-6FS5-6HB5/6HJ5」、電源部には「6EA7、6DR7、OB2、5651」があります。あと大きな部品としては必要なものは電源トランスですが、これは特注するしかありません。
フッターマンOTLアンプには、良く知られた12B4Aを使用したH-1、それを改良したH-2型があり、自作にはH-2型が適しています。実際の製作に当たっては、OTLアンプの先駆者であるF氏に敬意を表してH-2型(12B4A)を先に製作して、その設計思想をよく学んでから、次にH-3に取りかかりたいと思っています。
おそらく、F:H-1,H-2,H-3は、実際取り組まれた方も多いと思います。H-3型発表は1960年代半ばと思われます。既に50年ほど前に製品として発表され、我が国でも、浅野勇氏をはじめファンが多いと思われますし、また実際にH-3を製作された松岡洋三氏をはじめ多数の方があるのではないかと思います。
OTLアンプ愛好家としては、このH-3アンプは、憧れでもあり、かつ一つの到達点でもありますので、体が元気で、気力がある間に自作したいと熱望しています。各種の技術解説書を勉強してみるとかなり困難が予想されますが、勇敢に挑戦したいと思います。
今日は使用する真空管がようやく揃いましたので、思いを掲載しました。現在Web検索しながら、海外(米・独等)のOTLアンプの資料をあつめ、また、過去のMJ誌やRG誌に掲載された製作記事や解説記事を勉強中ですので、適時話題を掲載したいと思います。
今までの経過は書庫「12B4AフッターマンOTL」をご覧ください。
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