Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

固定抵抗式ATTによるネットワーク製作

各種ウーファー&ドライバーユニットを上手く組み合わせるには
トランス式ATTを使用するのが使い勝手も音も良いんです。

ただ、小型ホーンシステムを試作&試聴しながら、外付けネットワークではなく内蔵してしまいたいという思いが少しづつ大きくなっていました。
音質への影響はあるのですが、使い勝手のために小型化して内蔵を目指してみたい。今回は、そのための「固定抵抗型ATT」の採用です。

部品は購入してあったのですが、なかなか取り組めず放置状態・・・。
来週 神戸で自作アンプの試聴会参加にあたり、仕上げることにしました!


このヨーロピアンビーチ集成材20ミリ製 18L 2wayバスレフ です。
<外形寸法>W245 H400 D285 <重量>約14Kg(ネットワーク約2Kg含む)
http://blogs.yahoo.co.jp/bamboo_bun6/folder/1032338.html

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6.5インチ径で能率がほぼ90dBの低域用ユニットを中心に、デザイン・価格・入手性
そして実際のf特性と試聴の末に決まったのが以下のとおりです。
低域:B&C 6NDL38(8ohm) 
6-1/2" Neodymium Woofer
http://www.parts-express.com/bc-6ndl38-6-1-2-neodymium-woofer--294-646
高域:PRV D280Ti-S(8ohm) 
1" Titanium Horn Driver
http://www.parts-express.com/prv-audio-d280ti-s-1-titanium-horn-driver-8-ohm-1-3-8-18-tpi--294-2827

ユニットが決まれば、ネットワークはカットアンドトライで追い込みます。
予め測定した各ユニットのフルレンジf特性と、さくどう親父さんからのアドバイスもいただき、低域は-6dB/oct、高域は-18dB/octとしました。
※デジタルチャンデバでのシミレーションでも良い感触。データを残すのをサボりました (^^;;
ここでも、OmniMicV2が威力を発揮しますね。

そして完成した、ネットワーク回路と ホーン軸上50cmでのf特性が以下のとおり。
まだまだ改善の余地はあるのですが、今回はここまでとしておきます。

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<7月22日追記>
ケンさんからのヒント「低域インピーダンス補正」について追試しながら、低域ローパスフィルターの変更検討もすることで中域のレベルを改善できました (^^)
黒:変更前
青:
低域インピーダンス補正追加(6ohm+14.7μF)
赤:低域ローパスフィルター変更
(1.97→1.2mH)
緑:赤の状態から
低域インピーダンス補正を削除

 

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判りやすく拡大すると
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参考に、インピーダンス補正がどの程度効いているかが、これなんです。
こんなデータを一瞬で確認できるんですから、OmniMicV2は自作派にとっては頼もしい相棒ですね (^^)v

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