お世話になっているかたの住宅新築にあたり、おしゃれな陶器の手洗いボウルに合う無垢材の手洗い台の問い合わせをいただきました。
ちょうど、サイズがピッタリの国産カエデ無垢材がありましたので、お受けしました。
実は、5年以上サクラ/カエデ無垢材を倉庫に各種保管してあります。そろそろ使用したいので反り取りをする必要があり、その手始めの作業になります。
400ミリ越えの幅広材です。先ずはスライドレール製作から。
近隣のホームセンターで手頃で頑丈なアルミアングルを購入して、シンプル&スマートなスライドレールが完成!
実は20年振りの反り取り作業で、その頃製作したスライドレールは行方不明に。。。よくある事ですね。
直感で決めた送りピッチは20ミリ。平面はバッチリ出ています。このあと丁寧にサンダー仕上げをして外形加工。
※前面のノタも上手に隠せました ^ ^
一番神経を使ったのが、この壁への取り付け部。カエデは硬いですねー。慎重に3ミリ程度づつ削っています。
給排水用の穴加工をして、カエデ天板の切削加工は終了。給水金具取り付け穴はΦ25ミリ。排水金具挿入穴はΦ60ミリ。
補強材の整形〜仮組みで全ての切削加工は終了。塗装の際に邪魔ですから接着はあとにして、全体を丁寧にサンディング。
※給水金具の取り付け穴は裏側Φ60ミリにて10ミリ掘り下げました。
塗装は無垢材の木目を活かす艶消しウレタンクリア仕上げ。水廻りですから塗膜は厚めです。
38ミリの分厚いカエデ無垢材ですから、壁に頑丈に固定出来るように補強材を取り付けました。
無事に完成しました (^^)v
お客様に喜んでいただけますように!
<設置イメージ写真を送っていただきました>
新居に設置されたら、もっと良い感じでしょうねー ^ ^