Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

トリマー用サークルカット治具(2)

実際の使用レポートです。

★★トリマー使用は大変危険を伴います。このブログを参考に怪我をされても、当方は責任を持てません。自己責任でお願い致します。★★

 

1、トリマーベースを取り付け

★私のトリマーは、マキタ3701★

付属のセンタリングピンを使用して丁寧に位置決めしてマーキング。

1)ベースは両面テープを貼りつけた木片で位置決めするのがお勧め

2)ビス穴のマーキングは、「一回り小さいドリルビットを使用して逆回転する」のがお勧め


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※オリジナルはDIY大国USA向けなんでしょうね。センターリング用のピンは1/4インチ。だからトリマー側も1/4インチ用コレットに交換が必要です。

丁寧に取り付け穴の加工をして、


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①キリ  ②Φ8先三角ドリルビット ③Φ4.5鉄工ドリル の順

一時間ほど掛けて取り付きました (^^;


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※黒ベースとトリマーベースの固定ビスは、付属のM4ネジで良いでしょう。

ボール盤が無い場合は、より慎重に時間をかけてくださいね。

※最初から、取り付け穴が開いているタイプの購入をお勧めします。

 

2、使ってみました!

12mmの合板にΦ100の穴加工をしてみました。


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作業台に傷が付かないよう、まずは捨て板をセットしてから、ワークを両面テープで貼り付け。

イヤーマフとマスクは必須です。

※集塵ホースはスムーズな加工には邪魔なので私は嫌いですから。。。^ ^;

 


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★★ここで判ったのは、アルミ製の「位置決めピン棒」は簡単に曲がってしまう事★★

小さな円をカット出来るようにしたから、ワークからセンターピンを抜く際にテコの原理で簡単に曲がります。


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右は正常。左は曲がった状態。

 

★最初のセットも、まずは「位置決めピン棒」をセンター穴に差し込み、それから黒ベースを取り付ける。

加工後の手順は、その逆です。

※「位置決めピン棒」を抜く際には、樹脂製スクレーパー等を使用すると、ワークや治具への傷を防げます。

 

「位置決めピン棒」は予備が欲しいので、そのうちに自作しようと思います。

 

★★安全上の注意点★★

1、コードが絡まないよう天井から吊る。

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2、1回あたりの切削量は、ワークの材質により2〜3mm程度が良い。

2、電子ブレーキのない旧型トリマーは停止まで約10秒。慌てず待ちましょう。

3、ビット交換は、必ず電源コードを抜いてから! 誤って電源SWが入ってしまうかもしれませんよ。

4、便利そうなトリマーテーブルは、慣れないと危険です。20年前、私は指先を削りました。

怪我をしないと理解出来ませんが ^ ^;

 

コロ付きビットを使用したトリマー加工については、近いうちにご紹介するかも ^ ^

切削部のクリーニング研磨、ベアリングの注油、交換ベアリング、など

 

〜おしまい〜