Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

ALTEC メロディスト エンクロージャーの補修

ちょっと酷使されたビンテージエンクロージャーが佐川急便で到着しました。


f:id:woodyallen:20240520014933j:image

f:id:woodyallen:20240520015054j:image


長旅での接着面破断が心配でしたが大丈夫のようで一安心。

傷だらけですから、丁寧に塗装を剥がし補修をしながらの全塗装を行いました。

<傷補修〜塗装剥がし>


f:id:woodyallen:20240520022306j:image

f:id:woodyallen:20240520022304j:image

f:id:woodyallen:20240520022331j:image

f:id:woodyallen:20240520022328j:image

 

<下地着色>


f:id:woodyallen:20240520022408j:image

f:id:woodyallen:20240520022411j:image

※この段階で、古い塗膜の残りが浮いてくるので、スクレーパーで取り除きながら下地仕上げ。

<シーラー塗装>


f:id:woodyallen:20240525212028j:image

f:id:woodyallen:20240525212032j:image

※下地の傷補修をしながら2から3回塗装

<上塗り塗装>ウォルナット色

あの痛々しかった外観はピカピカに変身‼️


f:id:woodyallen:20240525212117j:image

f:id:woodyallen:20240525212120j:image

f:id:woodyallen:20240525212204j:image

f:id:woodyallen:20240525212208j:image

ツィーターバッフルは、ALTECロゴシールが剥がれては厄介なので、蜜蝋ワックス仕上げとしました。

<ユニット取り付け>

裏蓋本体側のネジ穴でバカになっているところは瞬間接着剤と爪楊枝で補修しながら、ユニットを取り付け。3000Hツィーターの取り付け方法を学習。ウーファーはオニメナットが仕込んであり、手持ちのインチネジでピッタリだったのがコレで、近隣のHCで調達出来ました ^ ^


f:id:woodyallen:20240526232838j:image

f:id:woodyallen:20240526232841j:image

 

Xoverネットワークの内部回路は不明のため 位相反転がし易いよう中継端子を追加しています。


f:id:woodyallen:20240525215653j:image

f:id:woodyallen:20240525215657j:image

裏蓋止めネジ(ステンレス製マイナス)が不足でしたから、プラスネジ25ミリに変更。


f:id:woodyallen:20240526234255j:image

f:id:woodyallen:20240526234252j:image

そしてインピーダンス&軸上100cmでのf特性を測定し、Xoverネットワークの回路を推測しながら、高域は逆相接続が良いと判断しました。


f:id:woodyallen:20240526231407j:image

f:id:woodyallen:20240526231403j:image

ツィーターは3〜4dB下げたい感じですが、ウーファーユニットのエージングが進めば▲2dBくらいで良いかもしれません。

ネット検索して回路図も見つけましたが、このメロディスト用では無いですね。

f:id:woodyallen:20240526231500j:image

あとはオーナーさんにお任せして、完成です!