Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

ダイヤトーン DS-28Bのお勉強(1)Xoverネットワーク解析

ワイドレンジなシルクドームユニットにTweeterを置き換えることは、能率が若干低いことから中止としました。

折角、倉庫から出してエージングを開始したDIATONE DS-28B。本格的に解体チェックしながら、Xoverネットワーク回路のお勉強を始めました。

まずはユニットに異常が無いか再度確認。WooferのFsが高い以外は問題無さそうです。※Tweeterのインピーダンス上昇とFsが見当たらないのがちょっと気になりますけど。

<Tweeter>

<Mid>

<Woofer>

 

次にXoverネットワークの解析。実態配線図から回路図に変換。

 

この回路図を良く頭に入れてから、軸上100cmF特性を測定。4K~7Kの凹みがアッテネーター調整でも改善できず。原因は回路部品の劣化によるのでは? ひとまずTweeter用ハイパスCの容量アップ3.3→4.7uFで改善出来ました。

緑:Normal、茶:Decrease、灰:Increase、赤:Increase(ハイパスC=4.7uF)

2台目を同様に測定してみると、同じ特性は得られませんでした。他のコンデンサや抵抗を確認しても異常は無し。再ハンダで、ほぼ同様の特性が得られました。高域の大きな差異を見ると1台目も再ハンダすべきですね。・・・まあ最終的には新規製作が良いですね。コンデンサは表示よりも2割以上の容量アップがみられました。

灰:1台目、赤:2台目

現在のインピーダンス。高域の3Ω近いのが気に入らないけれど。。。

暫くエージング試聴をしながら、次回はXoverネットワークを新規製作してみたい。