< 製作期間 10月11日〜17日 >
・本体フレーム:ナラ集成材20ミリ
・フロントバッフル:ブビンガ無垢材20ミリ
・サイズ:幅330ミリ 高さ450ミリ 奥行き250ミリ
・完成重量:約14kg(ユニット含む)
大変お待たせしてしまいましたが、焦らず丁寧に怪我無く順調に製作が出来ました。
1.フレーム組み立て
晴天が続きますが夜は寒くなりました。カメムシが日向ぼっこ。
2.美しい箱鳴りの為の補強〜リアバッフル接着
※精度良く組み上がり、バッフルとの接着平面出しも順調に進みました。
3.フロントバッフル用ブビンガ材の接ぎ合わせ
※ブックマッチで接ぎ合わせたいところですが、材料が薄いので諦めました。
4.フレームにフロントバッフル接着
※リアバッフル同様にハタガネを使用しています。
5.ユニット穴加工(落とし込み)
※使い慣れたトリマーとジグソーを使用
6.リア端子穴加工(下寄り)
※内部配線のし易さと、ユニット背圧を避けるよう、床転がし設置対応で下寄り。
7.ボルト穴加工&オニメナット仕込み
※久々の硬いブビンガ材穴加工。穴位置決めからオニメナットサイズ迄、ドリルビットを少しずつ大きくしながら、割れ欠けの対策をしながらの作業。オマケにユニットの仮組みで、取り外しに少し手間が掛かります(^^;
8.仕上げサンディング〜着色〜シーラー塗装①
※この段階でヒビ割れや傷が良く判るようになります。
9.サンディング〜ヒビ割れ補修〜シーラー塗装②
※ブビンガ材には乾燥時のヒビ割れが良く見られます。大きな割れは木取り段階で避けますが、細かなものは瞬間接着剤により補修します。この際、硬化促進スプレーを使用すると白化し易いのでクリア塗装の場合は注意が必要ですね。
10.着色ウレタン仕上げ塗装〜ユニット取り付け〜音出しエージング
※吸音材にはサーモウール80を内容積の50%ほど。無メッキ線指定の為、内部配線はカナレ 4S8Gです。パッキンには5ミリ厚のエプトシーラー。キャップボルトは完全に締めた後、30度程度緩めています。
板目ブビンガ無垢材で、とってもハンサム‼️
ご依頼の20Lから少し大きめの25Lをご提案し変更となりました。外観も良くなったと思います。
※裏蓋開閉の出来ない構造ですから、ユニットを落とし込みで取り付けすると、取り外しに工夫が必要になりますね。オーナー様向けには、専用の取り外し治具を用意したいと思います。輸送時の保護材にもなります(^^)
11.インピーダンス特性、軸上50cmF特性の確認
10時間ほどエージング試聴のあと測定。2本の特性は良く揃っています。
※この密閉型エンクロージャーでの低域増強はDSPで行いますが、床に転がし設置予定とのことですから増強無しで良さそうな仕上がりです。
大変お待たせしましたが、数日試聴をしながら梱包〜発送予定です。