Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

大型ホーン製作(17)40cm径Tractrix300はダメなのか?

今回、同一材料でホーンカーブも同じ 46cm径Tractrix300に対して、注意深く同一条件で再測定をしながら、何が起きているか確認しました。

 

まず、 46cm径に対して40cm径のスロート部が削り足りない(少し狭い)ことが判明し、再度削り直しました。ホーン面の塗装は全て剥がして、まだ再塗装はしていません。

 

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1)40cm径-A・・・・スロート部未修正

2)40cm径-B・・・・スロート部修正済み

3)46cm径-A

以上3種の新作ホーン

 

1)JBL2450J1-A

2)JBL2450J1-B

3)Radian950PB-1

以上3種のドライバーユニット

 

の組み合わせで f特性の測定を行いながら

問題の整理をしました。

 

さて、40cm径と 46cm径 の特性差異の原因は?

 

1.  スロート部のカーブかな?

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    → スロート部を修正しても、問題の2.7KHz付近の落ち込みは改善できないね〜

 

2.  もう一度、40cmと46cm の特性差異ってどうだったの?

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    → 確かに差異はあるが、46cmにも40cm同様 2.7KHz付近の落ち込みがある。

        JBL2450J1とホーンカーブのマッチングが良く無い(JBL2450J1の癖)か?

 

3.  Radian950PBに変えてみたら

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    → 2.7KHzの落ち込みは、やはり「JBLの癖」の疑いが濃厚。

  ※ただし46cmが40cmよりもフラットになのは、+2kgの重量増加の効果かな?

   他に要因が考えにくいので。

 

4.   念の為、測定距離を変えてみた

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    → やはり現状の「ドライバーのネット基準 軸上100cm」で良いでしょう。

     ※レーザー測距計で測定距離を合わせやすいですから (^^)

 

<最後に> 

差異の原因が明確に特定できず少しモヤモヤしてますが

ホーンカーブが少しくらい変わっても、このf特性測定では差異が出ないことも

判って、良かった・・・というか、悪かった・・・というか・・・

 

次回の製作では、今回取り組まなかった条件(例えばスロート径)にて調査したいと思います。