明日の準備が終わりましたので、完成した小型スピーカーの整理をしておきます。
年始に製作したDCU-171PPでの試作で良い結果が得られました。
次に、最新のDCU-172W ブビンガバッフル仕様で構想を練っていました。
フルレンジで違和感なく聴けるユニットなら、低域ユニットはローパスフィルターを通さない、シンプルなプラスTweeter方式が音もコスパも良い。
そして、ブロ友のaudiofunさんが教えてくれたVifaのツィーターが相性ピッタリで
高域ATTも不要。 (^^)
※BMS4540+円形ホーンの音には敵わないのですけど、
聴き比べなければ、Vifaのツィーターは素晴らしいですね。
バッフルサイズは幅 235mm 高さ 450mm
( 真打 Fostex FW-168HRもマウント可能です。)
エンクロージャー材はナラ集成材を奢って、構造のシンプル化でコストダウン。
フロントバッフルは、ブビンガ柾目の無垢材。
当初のバッフル交換式の予定は中止。サブバッフルが交換できるので不要ですね。
タイムアライメントを合わせるためのサブバッフルはホーン製作と同じ工程で製作。
手間を掛けていますが、美しい仕上がりと杢目に苦労が吹き飛びますね (^^)
無垢材の箱は経年変化で接着面が切れてしまうことがありますが、
この6年の間に私が製作したものは、
「高精度加工」+「タイトボンドⅢ接着」+「ウレタン塗装」
によって、一般木造家屋の室内使用では問題が起きておりません。
この作品の嫁ぎ先も素晴らしい環境ですので安心しております。
艶消しクリア仕上げで、この落ち着いた色が出るのが良質ブビンガ材の証です。
ネットワークは予定通り高域用コンデンサのみとしました。(parc バイポーラ 4.7uF )
完成後の参考測定結果がこちら。
嫁ぎ先でも、気に入ってもらえますように!
<6月11日 追記>
エージングをしながらダクトチューニングしたり
吸音材の量を調整したりしています。
ネットワークも少し変更するか・・・考え中~
緑グラフ:吸音材追加 赤グラフ:更にダクトチューニングΦ50→Φ30(fd=50Hz→30Hz)
更に、低域用コイル(0.15mH)を追加・・・赤グラフ
※狙い通り中域のレベルが程よく下がりました。これで暫くエージング。
青グラフ:リスニングポイント付近 200cm
<追加> サブバッフル構造と内蔵ネットワーク