使用する材料は荒材のため、木目・色目が良くわかりません。
きょうは、全ての板材を手押しカンナ&自動カンナで仕上げを行いました。
明日以降の材料加工手順を、タモホーンでの経験を活かしながら以下のように計画します。
実際の板厚にあわせて再度組み立て図面を製作
バッフル板厚は30mmとして、バッフル基準で作図し、最終寸法調整は②で行う.
材料の木目・色目と相談しながら正式な板取り
(ホーン表面に、綺麗な木目・色目が出るように祈りながら)
各部材を正確にカット
スロート側から①~⑤まで準備します。
①a 180mm □ 旋盤にチャッキングするための120mm◯加工
①b 180mm □ ホーン長さ調整用(約25mm厚)
② 180mm □
③ 280mm □ 3枚接ぎ合わせ(55+170+55)
④ 310mm □ センター接ぎ合わせ
⑤ 420mm □ 3枚接ぎ合わせ
ホーンが大型なので ③④⑤について板の接ぎ合わせをします。
(ここの木目を如何に上手く接合するかが腕の見せ所ですね)
接ぎ合わせのあと、再度自動カンナで仕上げ。
鬼目ナットの埋込みを②に前加工の後、①~⑤の部材に以下のサイズで丸穴加工
① Φ50mm
② Φ65mm
③ Φ88mm
④ Φ125mm
⑤ Φ180mm
旋盤での切削量が多くなるので、荒削りの衝撃で腱鞘炎にならないように。
こうすることでホーンカーブも より正確にできるようになるでしょう。
①ab、②~⑤を各々接着材で貼り合わせ プレス機で圧着 (接着剤が程よくはみ出す程度 5~6ton)
圧着によるズレが最小限になるように、当て木などを両面テープで貼りつけておきます。
①abのスロート部材を、圧着完了した②~⑤のブロックに ボルト4本で固定
以上で 旋盤加工の下準備 が完了です。
なお今回は、ドライバーを接続するスロート部分の細かな加工は旋盤加工後に行います。
また、スロート部材の①aには Φ120mm 丸形加工を行い、これで旋盤にチャッキングをします。
これで出来たも同然 !
怪我なく安全に 全てが上手く運びますように。
・・・・ その4 旋盤加工の下準備 実践 に続く ・・・・・