Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

ブナ(ヨーロッパビーチ)について

今回は 量産エンクロージャに採用を決めた「ブナ集成材」についご紹介です。

家具用のお値打ちな材料という認識で、気にならない存在でした
しかし、娘の机、ネットワークケース、そしてエンクロージャを製作しながら
どんどん、好きになって来ましたよ~。

加工がし易く、仕上がりが美しく
そして その緻密さと重量からでしょうか・・・・響きが良い。

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工房で提供可能な材料について、カリン無垢材に対してどの程度の重さなのか
在庫の端材を「実際に測定」してました。

<カリン無垢材を「1」とした場合>
1)ブラックウルナット集成材 0.68
2)ヨーロッパビーチ集成材   0.74・・・・・なんと! カリンの次に重いですね。
3)タモ集成材           0.71
4)アルダー集成材         0.54
5)アカダモ(ニレ)集成材  0.53

6)イエローバーチ無垢    0.72
集成材を含め、無垢材は、MDFや合板などの工業製品と違って
重量のバラツキが大きいので、あくまで参考です。


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この重さが緻密さでもあり、乾燥が進みにくく反りやすい材料ということですが
今回採用したのは人工乾燥材を集成したものですから、その心配は少ないのです。
念のために、製作したエンクロージャには内部もウレタン塗装をしております。

次回は・・・30cmホーンの詳細をご紹介します