通常私が作品に使用する銘木無垢材はもちろん、ホームセンターの2×4材などでも反りや捩れがありますから、そのまま作品製作などで使用するには問題があります。そこで最初に基準面を整える手押しカンナと厚みを揃える自動カンナ盤が活躍します。
私が趣味のアメリカン木工に取り組み始めた27年前は円高の最中でした。そして国内ではDIY向けの手頃な機械の販売も少なく、アメリカの通販サイトの機械が大変魅力的で、深夜の国際電話とFAXで機械の個人輸入に取り組みました。
今では国内通販サイトで多くの輸入機械が買えますが、円安と経費増で当時の個人輸入の2倍ほどと高価になりました。保守を考えたら国産機械を買うほうが良いですね。でも、新品は高い‼️
Dewalt DW733の鼻欠け対策機構が壊れてから、次はマキタにしようか迷っていましたが、安価で程度の良い中古の日立に巡り会うことが出来ました。
このP100RA2は大工さんが現場に持ち込める可搬型ですが、フレームが頑丈な構造で大正解です。
1)手押しカンナ部の取り外し
私はDeltaの手押しカンナを持っていますから、不要なので取り外しました。2箇所のボルトで固定されているだけでした。
2)刃物交換用の刃高調整用治具を製作
構造はDewalt733と同じ。刃高調整用治具はありませんでしたから、交換前に基準面から刃先の出の寸法を測定してみると、約0.3ミリでした。Dewalt用の治具を参考に製作して上手く行きました ^ ^
※今回は換気扇用不織布シート固定用マグネットを活用して製作。6.5ミリ厚の板を用意するのが肝ですね。※刃物挿入部のバネの強さに負けないマグネットが良いですね。
左が治具未使用。右が治具を使用して刃高を厳密に揃えた切削面。ギザギザは改善されています(^^)
3)ダスト・シュート
薄い合板で製作しようとも考えましたが、4ミリ厚の鉄板で連結金具を製作して、Dewalt用を取り付けました。
隙間はウレタンマットと梱包用テープで塞いだので、切削屑は95%程度集塵出来ました(^^)v
※純正部品として購入可能ですが高価ですからね。
きょうは一日中雨でしたから、無理はしないで治具製作だけにしました。明日から本格的に製作活動を始めます♫