Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

Technics 10cmフルレンジ EAS-10F12(16Ω )

先日、マトリックススピーカーと一緒にarunas001さんからお預かりした10cmフルレンジユニットとエンクロージャー(ゴム集成材製10L)です。

昨日、天気が良かったので寝床のシーツと枕カバーそしてパジャマを天日干ししたのですが。。。早朝3時に鼻が詰まりと鼻水で起きてしまいました。ワセリンで対策してから早い朝ご飯を食べ、この課題に取り組みました (^^)


f:id:woodyallen:20240317121946j:image

f:id:woodyallen:20240317121942j:image

エンクロージャーに加工済のマウント穴径は100mmと若干小さく、105mmに拡大する必要がありました。新規に開ける場合は自在キリなどを使用しますが、今回はΦ105ミリの型板を使用しコロ付きビットでトリマーによる倣い加工です。そしてバナナ対応端子を取り付けてバスレフチューニングまでの作業。吸音材は背面と天面に少な目に取り付けました。

 

おそらく製造から30年程は経過したユニットでしょう。保管状態は良くエッジの硬化は気になりません。2個のユニットも大きな差異無しです(緑&赤グラフ)

このエンクロージャー(内容積10L、ダクトΦ40x50)との相性は良いですね!


f:id:woodyallen:20240317122130j:image

f:id:woodyallen:20240317122133j:image

ダクトチューニングは必要無いですが、バスレフダクトの効きを和らげて心地よい音にする目的でダクト内面に薄めのフェルトを貼り付けました。

 灰:チューニング前  赤:チューニング①  青:チューニング②

ひとまず、青:チューニング②エージング試聴を始めましたが、先のf特性でわかるように癖のない高域と程良く伸びた低域のお陰で心地良いですね。

 

ユニットはM3鍋頭ビスで固定。SPターミナルは特製Φ60mm人工大理石プレートに取付。


f:id:woodyallen:20240317122438j:image

f:id:woodyallen:20240317122435j:image

おおよそのサイズは 幅188 高さ350 奥行き245 内容積10L

丁寧に仕上げサンディングの後、ウォルナット色ステインにて下地着色〜オスモオイル・クリアー塗装仕上げとしましたが。。。


f:id:woodyallen:20240317193857j:image

f:id:woodyallen:20240317193853j:image

渋いですよね〜 (^^)

※オイル系の塗装はウレタン塗装と違い、こまめに磨いてあげる必要がありますが、シンナー臭が無いのが最大のメリットですね。蜜蝋仕上げの甘い香りは最高です。