Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

フレンチポリッシュ技術の習得(1)

化学塗料によるピアノフィニッシュには出来ないこと。それはシェラックによるフレンチポリッシュは無害なので、エアコンの効いたリビングで塗装作業が出来ちゃうんですね。仕上がりはピアノフィニッシュを超えるのでは? ^ ^

なんとかして効率良く仕上げる為の学習開始です。

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実際に仕上げポリッシュ前まで取り組んでみましたのでポイントを記録しておきます。

①シェラックを無水エタノールで下塗りや仕上げに合わせ、上手に濃度を調整する

②下地仕上げを240番サンドペーパー(MDF材に貼り付け)で丁寧に行う

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※下地は塗装の要。ここでの平面出しが大切です。

③下塗りを可能な限りムラなく厚く塗り空研ぎをする作業を繰り返す。塗り重ねの間に400番サンドペーパー(MDFに貼り付け)による空研ぎをすると、導管に塗料が埋まり易い。

※空研ぎは塗膜が硬化してから

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④下塗りの入り隅は馬毛の小型平筆で塗ると導管が埋まり易い。

⑤目止め工程で埋まらない大きな導管や傷隙間は瞬間接着剤を活用するが、特に大きな欠損があるときは下塗り段階で早めに埋めるのが良い。

⑥目止め完了後の油研ぎ前に、サボらず厚めに中塗りをすると下地が出るなどのトラブルが少ない。

⑦仕上げポリッシュ前の油研ぎには、スポンジ研磨材800-1000がちょうど良い模様

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※空研ぎ・油研ぎのサンドペーパーは、平面出しを意識して(両面テープで貼り付けて使用)研ぎ場所にあわせた各種サイズを用意。

 

★仕上げポリッシュ迄、2日放置のあと

最初にバインディングのシェラックをアルコールで剥がします。

バックで仕上げポリッシュの練習をしてからトップとサイドの仕上げへと進めます。

※ポイントは、タンポを塗装面の上で静止させないでサッと移動する要領を身につける事で、極力タンポの跡を塗装面に残さないで塗り重ねます。

<おまけ>

先生はコルク製の枕を使用していました。

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そこで約10ミリ厚のマット端材をカットして両面テープで積み重ねて程よい高さの枕を製作すると、とても作業がしやすくなりました。


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不安定な作業は仕上がりに影響します。枕は必ず使用しましょう❗️

 

倉庫の奥に仕舞い込んであったウクレレ製作関連の衣装ケースからの掘り出しもの。


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心配したシェラックも使えそう (^^)