Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

TRIO KP-5021 のレストア(1)異音対策

先日お客様からお預かりしたPM-7021。この時ベルト・アイドラー方式を初体験しましたが、

https://woodyallen.hatenablog.com/entry/2022/05/11/225556

いつもの悪い癖で、少し勉強をしたくなり同じものを見つけました。ただ、高価なアームやカートリッジが組み合わせてあったりで縁がありませんでした ^ ^;

暫くして保管状態の良さそうなKP-5021が入手出来ました。

早速、外装のクリーニングをして動作確認をしましたが、60Hz設定になっているのに回転数が10%ほど遅く我慢出来ない異音がします。。。


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梅仕事がひと段落しましたので、落ち着いてレストアに取り組みました。

プラッターを外した状態で異音の原因を探り、軸受けのオイル切れを疑いました。

プーリーとスピンドルの軸受けを開封すると、案の定こんな感じ。早速レストアしました。


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<レストアの概要>

①分解クリーニング

②厚さ1ミリのテフロンシートで軸受けスペーサーφ10、φ20を各2枚用意し組み込み

③軸受けオイルはCRC super5-56で動作確認

 ※異音は解決も少し擦れ音が残る。。。

④プーリー軸の高さ調整(軸受けにスペーサー更に1枚追加)で擦れ音が解決!

⑤カートリッジ、フォノケーブルそして電源ケーブルはオリジナルのまま接点クリーニングして音出し。


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納得・満足の音です (^^)♫

落ち着いたら、無垢材製プリンスを奢り、ケーブル類を新しくしてあげましょう。

そして軸受けスペーサーとオイルは暫定措置なので、ベストな方法を調査します。

※センタースピンドル軸受けは4ミリ厚のポリウレタン(ゴム?)だったようですが、約50年の歳月で硬化。3ミリ厚になり割れていました。

※プーリー軸受けも同じような残骸でしたが、厚みはわかりません。

 

トーンアームの問題が見つかりました。再内周迄トレース出来ません ^ ^;

→対策は、トレース出来るようにアームの取り付け角度を調整。

この個体は、もしかして殆ど使用せずに飾ってあっただけなのかも。綺麗な外観とオリジナルの針も綺麗ですから。

 

きょうはワンコの床屋さんの日。昨年末まで賑やかに3匹を連れて行っていたのですが、きょうは1匹だけ。。。モモはお留守番。。。


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〜おまけ〜

今年は太平洋高気圧の勢力が強く、梅雨明けが早くなる。雨の少ない暑い夏になりそうと気象予報士の話しがありました。

明日は、先送りにしていたアコーディオン網戸の修理、その他の網戸の貼り替えを頑張ろうと思います。

アコーディオン網戸は、まだ最近取り替えたばかりでしたが、安価なタイプは耐久性に問題がありそう。メーカーは同じで価格が半分だったんですよね。


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新品に交換するのも手間がかかるので、今回は修理に挑戦します。

「商品名+修理」のネット検索で、修理に挑戦したひとのYoutube動画がヒット!(^^)

https://youtu.be/rdm9tkgdU0I

早速、おすすめの補修パーツを注文しました。修理が成功すると良いなー。