Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

オーディオフェスタ・イン・名古屋に行ってきました(2月17日)

突然、FINK team BORG の音を聞きたくなりました。ついでにYG acoustics hailey 2.2も聴けるなんて。

老父母の様子は落ち着いていたのと、平日の初日は人出が少ないだろうからチャンス!! と昼食後にWeb予約。アレコレ雑用を済ませて出発。

受付で少し混み合いましたが、何とかBORGの再生音が聴けました (^^)

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※写真はSOULNOTE加藤さんのFacebook投稿から ^ ^

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★私の体験出来た試聴会音源メモ

聞いたことのない音源ばかりで・・・アーティスト名も曖昧なんですよねー。

 正確には下記にコピペしたSOULNOTE Facebookをご覧ください。

主に音源はroon/ Qobuz 開発環境

※ https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2301/13/news169.html

FINK team BORG 分厚い音

①男性アカペラボーカルグループ BYU

②ファラ・バレリス・ライブ/ピアノ弾き語り

※加藤さん談:FINK は往年のJBLのように楽しい音を奏でるスピーカー。

YG acoustics hailey 2.2  これも、分厚い音でしたね

①女性ボーカル? テナーサックス、ハイハット、シンセベース

②ムター カルメン

③ミヒャエル・ボルニー? 北欧ジャズ

 ピアノ、ウッドベース、パーカッション

④ブレインウッド・フロー?/ワンダフルワールド

バルバラ/ピエール ・・・ NAS音源にて

 アルトサックス、ピアノ

荒井由美/ミスリム W3 + E2  アナログ音源

 ベース音の沈み込み、ボーカルの自然なエコー、控えめなパーカッション。

エバキャシディー/フィールズ・オブ・ゴールド 同アナログ音源

実は足が痛いのと、夕食準備で他のブースは見ないでのトンボ帰りでした。

 

<< 以下SOULNOTE Facebookからのコピペ >>

SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その811
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その1】
オーディオフェスタ、無事終了しました。お越し下さいました皆様、ありがとうございました。3年ぶりのオーディオフェスタ開催と言う事で、大変な盛り上がりでした。
今回の目玉は3つ。
・M-3 名古屋初登場!
・Roon+Qobuzによる発イベント
・全く性格の異なるスピーカーを切り替え
■ブースが大変なことに!
さて、今回のSOULNOTEブースは、国内大手メーカーさんや代理店さんが集う、超熱いフロアでした。受付の近くだし、ロケーションは抜群!しかし、かつて無いくらい過酷な環境でもありました。
まず、RoonをやるのにLANが来てるかがポイントでした。弊社の担当が事務局に伺ったところ、「大丈夫です」とのお返事。しかし、何か悪い予感がして・・機材を全て送った後に、名古屋国際会議場の設備図面をHPでチェック。すると大変!204号室には確かにLANが来てますが、SOULNOTEブースはパーテーションで3つに区切られた真ん中の部屋です。左右の部屋には確かにLAN端子がありますが、真ん中の部屋にはありません。それどころか!奥側の壁にコンセントがありません!とりあえず入り口ドアの側にはありますが・・😭
まさか入り口側にラックを置く訳にもいかず、短辺方向にラックを置くには部屋の幅が狭すぎるし。大ピンチです。当初の計画通りにセッティングするためには、20mくらい電源を引く必要があります。いや、現場に行くまでコレに気づかなかったら完全に終了していました。で、ホームセンターで調達した壁の内部配線と普通の壁コンセントで作ったお手製の電源タップで乗り切ることに。パワーアンプからルーターまで共通ラインです。荷物は送ったので、プチプチで巻いてハンドキャリー。😭
さて、LAN端子も無いし、LANケーブル刺せるタイプのモバイルルーターは相模大野中駆けずり回って探したけど(網野さんが)、どこにも在庫なし。名古屋出発は明日です。そこで、苦肉の策。網野さんの携帯からテザリングで余ってるルーターに送る方法なら・・って事で、ルーターの説明書読みながらPCでモード設定しました。網野さんが。そして、何とか接続成功!もうね、網野さんが本当にヒーローに見えましたよ。
ただし、RoonでQobuzが音切れしないで再生できるほどの電波が部屋に来てるかは、現場に行かないとわかりません。もちろんテザリングで音質がダメなら、Roonデモは諦めるしかありません。ぶっつけ本番です。いつもならイベントでかける曲とか選んだりするのですが、そんな余裕もありません。もう、始まる前からクタクタです😭
続きます。

SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その812
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その2】
■セッティング編
毎度の事ですが、イベントはセッティングが8割です。いくら何を喋ろうと、音がダメなら全く意味がありません。ましてや、今回のように初めての部屋だと、前回のノウハウが無いのでさらに大変です。
前回お伝えしたように、電源事情は過去最悪です。大阪ではM-3はダイレクトに壁コンから取れて最高でした。そう、私のベストは壁コンダイレクトなんです。今回はドア横のコンセントからお手製のタップで20m延長します。ケーブルはパーテーションの付近を這わせるしかありませんが、足ひっかけてイベント中に抜けでもしたら大惨事です。だけど、養生テープとかで拘束はダメ。絶対。
さて、問題のテザリング。相模大野で接続確認していましたが、会場では全く接続できません。どうやら、一旦ルーターの電源を切ると、再設定が必要みたいです。網野さんの設定用のノートPCが無ければヤバかった。ホント綱渡りです。さて携帯の電波は・・5Gバリバリ!やったネ‼️
今回はスピーカーを2機種使います。Fink TeamのBORGとYGのHailey2.2です。全く性格の違うスピーカーですから、セッティングも2倍の時間を覚悟していました。それ以前にテザリングやRoonの音が心配でもあります。さらに、左側パーテーションの上に50cmくらい隙間があり、音が隣に筒抜け。エアボリュームが大きいので、シングルプッシュのM-3には過酷。さてどうなりますやら。まったく未知数です。
とりあえず、Roon&Qobuzで音が出たので、使い慣れていないBORGでスピーカーの位置決めします。いや、毎回ですが鳴らし始めはちょいヤバイ感じ。ちょうどVERTEREを持って来て下さった庵さんの顔が曇り、「SOULNOTE試聴室って音良いんですね・・」とポツリ。いやいや、あそこだって酷い部屋ですよ。だけど、出したい音の明確なイメージと強い意志と少しのノウハウがあれば、何とかなるもんです。スイートスポットは必ずあります。それを探し当てたら、こんどは内振りの調整。使わないつもりだったBORGの4種類の調整つまみのうち、今回は3種類を変更。かなり来ましたが、もう少し空間を出したい。そこで閃いたのが仰角の変更です。前2本のスパイクを緩めて、少しだけ上に向かせます。これはめちゃくちゃ効きました。
さて、お次はHailey2.2です。とりあえず、BORGの位置にセット。うん、全く不満無し。もうコレでいいや。ある程度満足すると途端に適当になるのが私の特徴です。(笑)
あと、シルバン、アンク、植木の微調整。今回もスピーカー後ろの壁になりました。最近はこのパターンが多いですね。まぁ適当です(笑)
で、コレからが最後の仕上げ!?ちょいヤバイやつです。一言で言うと、絨毯からの解放。国際会議場会議室の絨毯のヤバさは3年前に気づいてましたから。各種スパイク受けから、M-3の輸送ネジまで、適当に使える物は何でもつかいます。結果、ルーターも電源タップもACアダプタも大変なことになりましが、音は過去最強レベルに達しました。適当でもなんとかなるもんです。そうそう、SOULNOTEの椛ボードルーター置き場にも最適です!ただし浮かす必要アリ(笑)
Roon環境のお話は次回に回します。
今回最大の目玉です。
炎上ポイントとも言えます😆

SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その814
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その3】
■Roon編
さて、Roon のお話。今回、Z-3がRoon Readyになって初めてのイベントです。だから、Roonでデモするのは最初から決めていました。現場のLAN環境がアレで何度も諦めかけましたが・・😅
実は、Z-3によるRAATの音を初めて聴いたのは、去年12月の台湾のショウでした。まだRoon Readyの正式な承認が出る前。動作検討用のアカウントによる音出しを、最終日のショウが終わる1時間前に現場でやりました。控室にZ-3を運び込み、やり方を関係者にレクチャーしながらファーム更新。Z-3をブースに戻し、ノートPCで鳴らした最初の出音に唖然。Z-3はDirettaにも対応していますから、LAN DAC化したZEUSは初めてでは無いのですが・・いやそれにしても、キレッキレの冴えた音。これには現場の台湾ディーラーも香港ディストリビューターもお客様も大興奮。正直、Roonの音質にあまり期待していなかった私もビックリ。ZERO LINKで、誰もが予想しえなかったRAATの実力が発揮されてるのかも・・
さて、前置きが長くなりましたが、帰国して弊社試聴室でとりあえずZ-3のRoon動作確認に使ったのが、5年前に娘が2万5千円で買ったノートPCです。コレをRoon Coreにして、コントロールもこのPC。LAN端子も無いので無線LANです。本当に最低な環境ですが、やはり音は素晴らしい。前回も言いましたが、私は音に満足すると、途端に適当になりがちです。それ以上追求する気になれない。面倒だし。やはり私はオーディオマニアでは無いんですね。もちろん、満足できない場合、つまり音楽が楽しく聴けない場合はとことんやりますけどね。
そうは言っても、オーディオショウでこんな環境でデモすれば、ぶっ叩かれて大炎上必死です。巷の様々な常識からはあり得ない環境ですから。流石にやばいと思い、実は南の島にオーディオPCを発注していたのですが、間に合わず。せめてPC2台体制にして、Roonサーバーにしたり、Diretta送りを試したり、AudioLinuxに挑戦したり・・。いろいろやったのですが、とりあえず・・激安ノートPCの音を超えられ無い?と言う非常事態。何をしても何かヌルい。44.1kHzをハイサンプリングしたイメージ。綺麗だけど芯がなく、、いわゆるハイエンディーな感じ。まぁ、私の個人的な好みの問題・・と言うか、世の中のハイエンド機器とSOULNOTEの音質的な乖離の構図がここでも感じられるのです。いや、おそらくPCのスペックが足りないからだと思います。中途半端がダメなのかな。とりあえず、現時点でのベストである激安ノートでイベントに臨むことに決定です。だって十分満足できる音なんだもん‼️
だけど、せめてタブレットのRoon remoteで動かせば、見た目カッコ良いし、激安PCの負荷が軽くなると思ったのに、、やっぱダメ。無線LANトラフィックのせいかな。。よくわかりませんが、芯が無くなる。なんか、単純でシンプルで安いのが良いと言う、、まぁ、私的にはアルアルなのですが。😅
そんな素敵な娘の激安PC。やはり足回りで音がコントロール可能です。試聴室ではアルミ製スピーカースタンド。イベントでは、椛ボードが大活躍‼️😆

SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その815
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その4】
京都大学院教授とペットボトル実験
そんなこんなで、いよいよ本番です。今回の会場は隣の部屋の音が筒抜けになるので、隣り同士1時間交代での音出しです。ですので、当初は1時間はひたすら曲をかけて、1時間はひたすら喋りまくる・・計画でした。しかし、音が筒抜け過ぎて、喋るのは断念。合間はヒソヒソな感じでの質疑応答になりました。
さて、スピーカーについては1時間の枠内でBORGとHailey2.2を毎回交換する事にしました。そのために、前日にスピーカー交換練習をしたくらいです。F1のピット作業さながら・・な訳もなく、なかなか大変な作業です。重いし、スパイクだし。いずれにせよ、M-3がスピーカーを選ぶ事なく、スピーカーのポテンシャルを十分に発揮できることを証明するデモになったと思います。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした😅
さて、実は今回のイベントで、もしかしたら我々の今後に大きく影響を及ぼすかも知れない出来事がありました。京都大学院のS教授との出会いです。彼は、人間の聴覚について、今現在の常識では説明できない現象を解明するための研究(!)をされているとのこと。もしかしたら、単なる私の仮説でしかないフーリェの呪いや空気ダンプ説が科学的に証明される日が来るのかもしれません。で、そのための実験機材として3シリーズを使用したい・・との申し出です。いや驚きの展開です‼️
この後のイベントでは、M-3のTOPカバーにペットボトルを乗せて、音が変化する様をS教授に体験して頂きました。で、それ以降の私のイベントでも。最終日はM-3の代わりにX-3で。
この音の変化は、SOULNOTEか否かを説明するのに最適だと思います。もちろん、ガタガタを抑えた音も悪い音ではありません。しかし、感動の量が変わるのです。

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SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その816
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その5】
焼畑農業の国より 番外編
振動が音に影響するのは確かだけど、下手に抑えるより軽くしていなす方がまだ良い。最悪なのは特定材料によるダンプ。速い振動ほど強く抑えて、遅い振動は抑えられない。だからダンプ材の癖が音にのる。1番気付かれないダンプ材は空気。空気は速い速度に対して粘性が上がり固くなる。
と、思っています。そう考えるようになった発端は、トップカバーを閉めた時の音が、ゴムでダンプされた音に私には聴こえるから。空気は音の振動速度領域では粘性が強いから小さな穴はあまり役に立たない。トップカバーを固定しない事で、空間圧から開放される・・と。
トップカバーを開けての販売はできないけど、開放的なこの音をどうしてもお客様にお届けしたい。だから、それに近い状態にするため考え尽くして作ったのが、ガタガタな無固定天板。当初は当然QCからNGが出たけど、音を聴いてもらい説得。輸送試験合格を条件にOKもらいました。
イベントで時々やる天板を重りで押さえる実験は、この時QCを説得するために行なった実験です。ヨーロッパでもアメリカでも、音の変化にみなさんビックリ仰天。もちろん、イベントでそこまで音の差が出るのは、全ての機材が同じポリシーで解放されているからです。
製品内部で拘束された空気は、基板や基板にマウントされた全ての部品をダンプします。これは避けたい。
座間さん録音のユーミン、部屋中に拡散する美しいエコーは、空気の抑圧から解放された証です。
そう、ラックの棚板に大きな穴を開けているのも、空気を拘束しないため。効果は絶大です。

 

SOULNOTE加藤の  コレだけは言っておきたい シリーズ その817
【オーディオフェスタin名古屋 2023  その6】
■イベントで使用した音源について
と、その前に。
土曜日のイベントが始まる前に、SFORZATOの小俣さんが出展されてるブースにお邪魔して、同じ曲(同じデータ)によるAmazon HDと Qobuzの比較試聴をさせて頂きました。結論から言いますと、「曲によって全く違う!」です。曲によってはAmazon HDが良かったり、違う曲ではQobuzが良かったり。しかも、印象も違うのです。Amazonがキレキレに聴こえたり、Qobuzがキレキレに聴こえたり。なので、配信元の音質について一概に軽はずみな評価はできないと言う事を、あらためて痛感させられました。
小俣さんのイベントでは、実際にブラインドでどちらがが良かったか挙手してもらったそうです。結果は、ほぼ半々か、曲によってはAmazonが2/3だった曲もあったそうです。いずれにしても、Taktina & ZERO LINKによる配信再生のクオリティは素晴らしいです。早ければ4月にリリースされますので、是非ご期待下さい。
さて、私のイベントに戻りますが、今回Roonで再生した音源は、ほとんどがQobuzでした。今回は会社で取得した開発者用アカウントでログインしましたが、年内には国内運用が開始されるようです。そうなれば、Roonがいよいよその執事機能を発揮できますね!
ではでは、今回使用した曲の一部を紹介いたします。

Youtubeは、Woody&Allenがリンクしました。
■ Sophie Zelmani / All About You

youtu.be


■ BYU Vocal Point / Nearer, my God, to thee (ペットボトル実験の曲)

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■ Anette Askvik  /  Liberty 

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■Anne-Sophie Mutter / Carmen (Fantasy on Bizet's)

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■ Michael Wollny Trio / ghosts

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■ Sara Bareilles / The Dock of the Bay (Brave Enough: Live at the Variety Playhouse)

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レコードは、
荒井由美
海を見ていた午後
■Eva Cassidy
Fields of Gold