Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

フッターマン H-3型 6HJ5 OTL(9)arunas001さんYahooブログ

フッターマン H-3 OTLアンプ
視聴③
 
 
 諸般の事情で本格的な比較視聴が出来ていませんが、エージングを兼ねた短時間視聴は何度かしていますので、その感想を
 
<写真は再掲載です>
イメージ 1
 
 
 視聴SPは新たな「BETA-10W」4Ωです。<未チューニングですが>
 
 OTLアンプに4Ω負荷はちょっとつらいですが、通常音量で視聴している感じでは、全く問題なく、堂々と鳴っています。この点は「6C33C-B OTL」も「26HU5 OTL-PTL」も同じです。
 
 「H-3もどき」に限って言えば、低域が良く出てびっくりするほどです。これは負荷抵抗対最大出力の傾向を見ればうなずけます。
 
 

              

フッターマン H-3 OTLアンプ
調整⑥ 現時点の最終データ
 
 エージングがすすみましたので、今日最終データを取りました。
 
 概ね良好な特性です。最大出力が18Wと参考文献の20Wより少ないですが、これはタマの安全を考えて出力管「6HJ5」のプレート電圧を低めに抑えたためです。
 
 全体には調整時点とは大差ありませんが、参考にしてください。
 
主要特性
・最大出力:18W/8Ω/歪み率0,08%/1kHz
<クリップ点、この後急速に悪化するハードディストーション型です>
 
・1W時歪み率:0.020%/1kHz
<上記のようにクリップまで0.1%以下の小歪み率です>
 
・周波数特性:
 10Hz;ー0.2db、100Hz;0db、1kHz;0db、10kHz;0db
 100kHz:-0.7db、200kHz;ー2.5db、 225kHz;ー3db
<補正しなければ高域は450kHz付近まで伸びています>
 
・10kHz方形波観測:異常なし
 
・残留ノイズ:L/R:0.35mV/0,4mV
 
チェックポイントの実測電圧値は回路図中に記載しました。
 
 視聴しようと思ったのですが、リファレンスの「6C33C-B OTL」のソケット取り替え作業をしていましたので、今日は比較視聴できませんでしたので来週末にする予定です。
 
↓:最終の回路図です、ご参考までに<20120312:差替えました>

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