Woody&Allen工房

銘木無垢材オーディオ木工の記録

2022年版FPS2030 3way(9)試聴の末に

秋月梨がやって来ました。美味しいリンゴも (^^)


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きょうは頑張ってカレーを作りました。3日ほどカレーが続きます。

さて、FPS 3wayは沢山補正回路を追加したおかげで、眠たい音になりましたね。十畳の狭い部屋を閉め切っての真空管OTLは未だちょっと暑苦しいのも影響したかな? 高価なパーツを手配して補正回路を組み直す??その必要は無いでしょう。

ひとまず、補正についての予習は終わり。今日は補正無しで大音量再生テストです。6dB/octから12dB/octのXoverに変えたので問題は出ません (^^)v

昨日のブログに、Myuさん からコメントもいただきましたが、26才からホーンドライバー中心でマルチアンプの鮮烈な音を浴びて来ましたからXoverネットワークではシンプル・イズ・ベスト。直感的に補正回路は悪だったのですよね。


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よほど癖のあるスピーカーユニットには必須なんでしょうけど。このFPSとAMTには不要でしょう。全ての補正回路を外してみると、音楽の感動が蘇りました (^^)/

 

試聴会参加メンバーにはBuffleStep有/無の効果の確認をしてもらえるようにしておきます。

真空管OTLアンプで、インピーダンスが高いほうが安定動作になる場合にはBuffleStep回路が有効ですね。でも、マッチングトランスのほうが音質的には良さそう。

それらの検証は、試聴会で行います。

 

 

 

 

2022年版FPS2030 3way(8)Buffle Step / Dipping Filter 実験~大音量試験!

台風15号熱帯低気圧だったんでしょう? ^ ^ でも、雨は凄かった!!

最近では炊飯担当も始めました。おいしく炊けるように日々研究中です。


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そして、きょうのお昼は定番のざる蕎麦でした。

 

さて、フラットなインピーダンス特性が達成できたので、次は最低インピーダンスの対策検討です。

既知の方法としては、Buffle Step回路(BS)を追加すること。

<実験1>5mH+8ohm(HS400用)を組み込んでみた。インピーダンスは程よく上昇 ^ ^

そして、f特性はセオリー通り徐々に約6dB低下(赤グラフ)。

<実験2>抵抗だけ4ohmに変更してみる・・・緑グラフ

目論見通り、約3dB低下に緩和。

<実験3>抵抗 4ohmのままインダクタを小さくして   5mH(灰)→ 1.8mH(赤)傾向を確認。

BS回路影響は300Hz以上に緩和。

<実験4>調子に乗って、高域のDippingFilter回路(DF)を手持ちの部品でアレコレ試してみた。

0.1mH+0.1uFが使えそう。インピーダンスもまずまず。

<実験5>Lの巻き線を解きながら0.05mHに変更。高域インピーダンス補正を少量。 

灰:補正無し 青:BS有り 緑:DF有り 赤:インピーダンス補正有り   

高域インピーダンス補正も手持ち部品で少しだけ実験してみたが。。。効果は少々 ^^;


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<大音量での試聴>窓を閉め切って Peak 100dB SPL越え

Buffle Step:5mH + 4ohm / Dipping Filter :0.05mH + 0.1uF にて中音量試聴は合格。

アンプは本命の「7242宮崎式OTL」 


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音源はBughead13.79(9月23日リリース版)

初回テスト時のAMTユニット異音騒ぎでは、正直・・・目の前が真っ暗になりましたが、慎重な対策のお陰で 大音量再生テストは無事に合格 (^^♫

2022年版FPS2030 3way(7)Xover改良

次の台風が来るの早すぎですよね~。台風対策は雨のた殆ど何も出来ず。台風情報も未だ生まれたての台風で勢力が弱いようで。。。それにしても今日の昼間の雨は雨樋が溢れるほどの豪雨でした!

昨日、初めて取り組んだ栗の渋皮煮は、まずまずの出来。こちらのレシピを参考にしました。https://mi-journey.jp/foodie/59775/

砂糖は「ミネラルを含む黒砂糖」を使い量も控えめにしたからか、とろみが出ず、照りも出ずでした。次回に期待?


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きょうは昨日決めたXoverの改良です。

部品は殆ど準備してありましたから、組み立ててケースに組み込むだけ。それでも家事をしながらだと一日仕事ですね。

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片chの仮組みをして、まずはインピーダンス測定。そしてf特性の確認です。

このインピーダンス測定では問題が再発しています。実際「12dB/octのXover」は先日の仮組みで上手くいかず ^^;  スムーズに動作していた「6dB/oct」を本採用したわけです。でも、大会場での大音量再生は危険というのが昨晩の判断です。

「6dB/oct」ではATT抵抗はAMTユニット(4Ω)に直列で4Ωとしていました。これでうまくいきましたが、「12dB/oct」では上手くいきません。VituixCADでシミュレーションすれは簡単なんでしょうけど、今は取り組む気持ちになりませんので、勘ピューターでシュミレーション。部品点数が少ないので今までの経験からスムーズに答えが出てきました(^^)v

驚くほどフラットなインピーダンスカーブです。早めにVituixCADでシュミレーション出来るようにして100Hzの低インピーダンス(約5.5Ω)をもう少し改善したいし、高域特性も少しイコライジングしたいね。

暫く、本日リリースの最新版Bughead(Ver.13.79)でエージング試聴をして、明日は真空管OTLアンプの再チャレンジをします。

 

大型 AMTとFPS2030 との組み合わせはご機嫌!

台風のあと、すっかり秋になりましたね! 長袖の作業着がちょうど良い (^^)

毎年のように栗のお裾分けをいただきましたので、今夜は一部を皮剥きして渋皮煮に挑戦中!


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美味しゅうな〜れ ^ ^

 

さて、大型AMT。BORGが先だったかアリババが先だったか? 記憶に無いが、とにかく1,000Hz辺りから使えるユニットが欲しかった中で導入を検討しています。理由は大面積のFPS2030は1,000Hz辺りから指向性が狭くなる事が解ったから。


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指向性の広いFPS1030を試したかったのですが、安価な中古ユニットに巡り会えず。ただ1030は能率が低い使い難さがありましたから、この大型AMTのおかげで2030の問題は解決。今のところ大満足の結果がえられています (^^♫

そして、一年ほど前にお客様からエンクロージャー製作でお預かりした下の平面ツィーター。構造はFPSに近いかもしれません。


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「安価ながら高音質と評判の平面ツィーター」でしたが、補正無しでの高域の音色が私の好みでは無く導入に至りませんでした。しかし円安の現在では、1/3の価格は魅力的ですから、近いうちに取り組みたいと思います。

 

数日前、ふとVictor SX-500のウーファーユニットを再度試す事を思い付き入れ替えしました。これが、なかなか良い感じです。


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最低インピーダンスは5.5ΩとB&Cウーファーと変わらず、一般的な8Ωフルレンジスピーカーと同等です。能率は5dBほど下がった筈ですが、重低音再生能力は改善されたようです。

OTLアンプでのテストも快調ですから、あとは場数を踏みながらブラッシュアップあるのみ。

今朝 宮崎式OTLで良い気分で大音量再生していたら、右chのAMTスピーカーから異音が。。。

左右のスピーカーケーブルを入れ替えたら問題解決。接触不良を疑って無水アルコールで接点清掃をして様子見しています。ユニットの破損でなくて一安心。

「6dB/octの1,200Hzクロスは大音量再生でユニットを破損するよ!」という黄色信号でしょうから、ネットワークは作り直しです。12dB/oct  1,600Hzクロスを目指しましょう。

 

 

 

何故、そのスピーカーとアンプで音楽を聴くの?

台風一過。九州では被害と未だに停電している地域もあるようで、早い復旧を願っております。

有り難い事に我が家の影響は、暫定の雨対策シルバーシート固定紐と固定クランプ破壊など少しだけ。大した事無い風に煽られての破損ですから、次に直撃される前に対策しないといけません。

きょうは、雨戸を開けて午後からは窓も全開して空気を入れ替え。家事をしながら、こんなスピーカーシステムでSDトラポの高音質を楽しんでおりました。

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「小さなフルレンジ・スピーカーが、大きな箱のマルチwayスピーカーよりも好みだなぁ」

出来るだけ小さなフルレンジスピーカーで100Hz辺りまで任せて、重低音だけ加えてあげれば・・・6年ほど前にそう思い始めました。

「小さくて音の良いタイムドメインLightの可能性を探ってみよう!」

「サブウーファーの製作をしよう!」

「本物タイムドメインYoshii9を勉強してみよう!」

「旧来のコーン型よりもAMTやFPSの音が好みだなぁ」

「AMT+FPSなら小口径フルレンジより能率も高く大音量再生が出来る❗️」

「ボイド管サブウーファーが中々良いじゃない❗️」

どれも、中途半端で止まっていましたから、成果を纏め上げたいところ。

そして、この半月でのブレークスルー、大型AMT化によるクロスfの最適化と3wayシステムとしてのインピーダンス改善が出来ました。


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「大会場で大人数に満遍なく良い音を聴かせるのと、ひとり自宅で心地よく聴かせるスピーカーは違う」ということも良く判りながらも、両立出来そうに思います。

そして、幸い実証実験としての試聴会も順調に再開していただけましたから、コツコツと仕上げましょう。

 

さてさて、明日からは工房での製作活動を頑張ります (^^)v

 

stereo 10月号 音の見える部屋

昨年の春にウーファーエンクロージャーを納品させていただいたお客様のお宅。

重量級の製作は、2020年春に終了宣言をしていました。近隣の家具製作工房で製作されるのが良いとお断りをしたのですが、どうしても・・・ということで引き受けた最後の大型エンクロージャーです。

フロントバッフルはナラ集成材40ミリ厚。フレームは針葉樹合板28ミリ厚で製作し補強しています。

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納品後、音の仕上げについて協力依頼がありましたが、遠隔では辛いものがありお断りしました。

woodyallen.hatenablog.com

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何とか上手くまとまったようで、良かったですね。

体力的&精神的に、大型エンクロージャーは今後も製作を再開することはありません。

中・小型軽量で、心地よく音楽を奏でるシステムを追求していきます (^^)

 

ONTOMO MOOK 特選スピーカーユニット 2022年版 到着

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残暑が厳しかった我が家も、昼間でも扇風機だけで過ごせるようになってきました。

 

ひと月ほど前に予約してあったユニット。予定通り昨日到着しております (^^)


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安価な小口径ユニットはヤフオク等で入手できますが、オントモ・ムックは安定の高音質&高品質ですし、今回は紙のコーンですから聴いてみたくなりますよね。

専用の箱は年末までに製作目標。ひとまずは2020版用に製作しFE83Enをマウントしてあった箱に取り付けて、さきほどからエージングを始めました。


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1時間もすると高域が爽やかに伸びてきました。重低音は望みませんが次第に聴こえてくることでしょう。

2020年版では2021年初めに頑張って製作しました。

woodyallen.hatenablog.com

やはり、小さなユニットには小さなエンクロージャーで心地よく音楽を奏でさせたいです。重低音が聴きたければサブウーファーを追加する!

そして、小さいとお世話になった方や友人親族へのプレゼントに喜ばれます (^^)

遠征試聴会でのデモにも便利ですし、保管に場所を取らないし設置も手間いらずというのは大切。

この製作例を参考にしようかな〜 ♫

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<追記>

12時間エージングで、艶やかで豊かな低音が聴こえてきます (^^)

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